2014年05月13日

Ceol Greatest Hits Vol.1 2007〜2014

このブログにも何度か登場した
辻堂にある奄美カレーとコーヒーの店「カフェ・キョール」

店を切り盛りしている山本夫妻とは
ブランディン繋がりで知り合い、仲良くさせて貰っていた。
お店を借りて開催されたレコードを聴くイベントや忘年会など
何度も足を運び、逆に自分のイベントにも来て頂いたりもした。

この度、キョールは湘南での7年間の営業を終えて閉店した。
今後は奥様のご実家がある奄美大島に帰省し、
そこでまた新たなキョールを再開するという。

一昨日の日曜日、ブランディンにて送別会が行われた。
お店のファンだった方々、ご夫妻にお世話になった方々が集まり、
7年間のお礼と奄美でのご健闘を祈ってそれぞれが歌や演奏を披露した。
僕もカラオケ・メンバーの方たちと一緒に(GMT5ならぬ)BRD5を結成し、
『あまちゃん』の挿入歌「地元に帰ろう」の替え歌に
ギターと歌で参加したのだが、曲の旋律の美しさと
そのあまりの歌詞のハマり具合に
歌いながら少しウルッとしてしまった。

その後に更にウルッと来たのが、
最後に披露された奥様によるスピーチだった。

ご夫妻は音楽が大好きで、以前アイルランドに住んでいた時に、
音楽で人が繋がっていく面白さを発見したという。
そして湘南に移り住み、
アイルランド語で音楽を意味する「キョール」という名のお店を開き、
ブランディンのような場所にも出会って更にその大切さが身に沁みて、
今度は自身の地元である奄美でそのことを実践していきたいと。

かっこいい生き方だなと思う。
アイルランド、湘南、奄美。
この一見バラバラな土地の選び方に、
ご夫妻の一本筋の通った信念と、いかに音楽を愛しているかが
如実に表れているような気がしたからだ。

タカさん、ちよりさん、
素敵な日々をありがとうございました。
奄美での人生の第三章が充実するよう祈ってます!


Ceol Greatest Hits.jpg


↑ご夫妻に贈られた寄書きレコードと、その手作りレーベル↓。


Ceol Label.jpg


今日のBGM:「Danny Boy」by Al Hibbler

送別会の最後に山本夫妻が歌ってくれた
アイルランド民謡の「Danny Boy」も良かった!
↑曲は盲目の黒人男性歌手アル・ヒブラーによるヴァージョン(1950年録音)。


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2014年05月08日

Handful From 7inch Record Shelf

出張ブランディン@Live Cafe Again。

今回のテーマは何も発表されておらず、
更に連休最終日ということもあって
お客さんが少ないのではないかと鑑み、
ファンはこういう時にこそ行かなきゃいけないと責任を感じて、
鎌倉から武蔵小山まで足を運んだ。

すると店に入ったらすごい数のお客さんでびっくり。
いつもの常連さんに混じって初めて見る人も多かった。
30回目にして最高の集客だったみたい。
今度こそ巷にオールディーズ・ブーム、来てるのか!?
(毎回こう思うのは虚しいのでやめようと思ってるんだけど、
宮治さんの精力的なラジオ活動が実を結んでるというのは
結構ありえることかもしれない)

さて、今回の爆音オールディーズ、
テーマは「棚からひとつかみ」。
「棚つか」と言っても、平本&宮治両氏の棚には
とんでもないお宝(レア盤ということではなく音楽的にという意味)が
多数眠っているわけで、“テーマ”といういつもの縛りが無い分、
“いい曲かかる率”が高そう!と期待した通り、
気になる曲のオンパレードでした。

以下、恒例の(超個人的な)良か曲レポート。

●スーザン・カウシル「It Might As Well Rain Until September」
カウシル・ファミリーの末娘が1976年にワーナーから
リリースしたシングル。音がすっきりと70年代してるけど、
何たって曲がいいから当然のように素晴らしい。
アルドン系の雨曲ということで
「Laughter In The Rain」と繋げて聴きたい。

●P. J. ロス「Put Your Head On My Shoulder」
無名なシンガーによる、セプターからの1971年のシングル。
ポール・アンカのオリジナルが昔からあまり好きになれなかったのに、
なぜかこのヴァージョンはすごく気に入ってしまった。
アレンジがセンス良かったからかな。

●ロブ・アンド・ロイ「It Doesn't Matter Anymore」
続けてポール・アンカのペンによる曲を。
バディ・ホリーがリリースしたこの曲が本当に好きで好きで
たまらないのだけど、この曲のカヴァーというのは結構珍しいのでは?
調べてみたら、Robert WimberlyとJerry Royという2人組が
1960年にリリースしたシングルだそうです。
エッジが効いてないエヴァリー・ブラザーズ?

●マデリン・ベル「Step Inside Love」
レノン&マッカートニー作でシラ・ブラックの歌唱で有名な曲。
以前、長谷に住むブリティッシュ好きのOさんに
マデリン・ベルのLPを聴かせてもらった時に、
そのサウンドのクオリティとハイセンスなアレンジに心底驚いた。
この曲もシラ・ブラックのヴァージョンより好きかも。

●チャド&ジェレミー「I Don’t Wanna Lose You Baby」
自分が持ってるCDの音と、オリジナル・シングルの音圧の違いを
まざまざと見せつけられた。特にこういうライチャス風の
分厚いサウンドは、モノ・シングルで聴かなきゃいかんなぁ。

●マージービーツ「Don't Turn Around」
この前の『サンデー・ソングブック』でもかかって
達郎さんも好きだと言ってたナンバー。
マージー・ビートと聞いた時に思い浮かべる
甘酸っぱいイメージを象徴するような、ホントいい曲。

●チャールズ・ロス三世「My Happiness Day」
Charles Ross Vなるアーティストが1969年にタワーから
リリースしたシングルのB面だけど、調べてみたら
エタニティーズ・チルドレンのと同じヴァージョンみたい。
カート・ベッチャーとキース・オールセンのプロデュースによる
ソフト・ボッサ名曲。

●バリー・マン「She Is Today」
バリー・マンのこういう大仰な感じ、嫌いじゃないけど、
この曲はバーゲン・ホワイトのヴァージョンで親しんできた。
ヴォーグス版もいいと思うし、結局このメロディがすごく好きなのかと。

●アストラッド・ジルベルト「Don't Go Breaking My Heart」
これ最高!と興奮してたら、自分がデザインしたCDに入ってた。
アルバムの中の1曲だと思い込んでたけど、シングル切ってたのか。
今回シングルで聴いたからかもしれないけど、
異常に音がきらびやかに聴こえた。
このイベントはこういうことが多いなぁ。

次回は遂にA&Mレーベル特集だそうです。それもマチネで。
夏の昼間に聴くA&Mサウンド。
最高じゃないっすか!


今日のBGM:「Venus」by Bobby Jason

↑これも今回の宮治さんのナイス選曲。
ボビー・ジェイソンという人が、
チャンセラーから1967年にリリースしたシングル・ナンバー。
レーベルの先輩フランキー・アヴァロンのカヴァーだけど
アレンジがジャック・ニッチェなので、
「恋するふたり」と「恋するカレン」を合体させたような
超ナイアガラ仕様になってる(笑)。


Bobby Jason.jpg


posted by Good Time Graphicker at 05:14| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月05日

The Motorcycle Diaries

映画『モーターサイクル・ダイアリーズ』鑑賞@逗子海岸映画祭。

会場がどんな雰囲気か確かめるために
ちょっとだけ顔を出して帰ろうと思っていたら、
先に来ていた友人たちに引き止められ
結局映画を最後まで観てしまった。

でもそのせいで潮風が心地良い夕暮れの海岸で映画を観るという、
(『ニュー・シネマ・パラダイス』的な)至福な時間を味わえた。
Iさん&Z、ありがとう。


逗子海岸映画祭1.jpg


逗子海岸映画祭2.jpg


逗子海岸映画祭3.jpg


『モーターサイクル・ダイアリーズ』、もう10年も前の作品なのか。
公開時(今は亡き)恵比寿ガーデンシネマで観て、
その後ビデオで1回、テレビでも1回。
今回で4回目なのにまた見入ってしまった。
それほど好きな作品。

若き日のチェ・ゲバラを描いた内容で、
強烈な旅情を煽られるロード・ムーヴィーでありつつ、
向こう見ずで甘酸っぱい青春映画でもあり、
社会的、政治的な色合いも帯びた奥深い作品。

最初に観た時は30代半ばで、
旅を通して精神が変容していくという物語に興奮しつつも
正直、もっと若い時にこの作品と出会いたかったとも思った。
それほどまでに23歳のゲバラの真っすぐな行動が
当時の自分には眩しく感じた。
(仕事で疲れ切っていたのかなぁ…)

今日、会場にはたくさんの若い人が来ていたが、
彼等の目には、無謀で情熱的で理想家でバカ正直な
(今の日本の空気とは全く相容れなさそうな)主人公の姿が
いったいどう映ったのだろう?

GWど真ん中の、
一見ピースフルでカーニヴァルな映画祭に
こういう骨のある硬派な作品を紛れ込ませた主催者に対して
エールを送りたい気持ちだ。

ちなみにフランシス・フォード・コッポラは
この『モーターサイクル・ダイアリーズ』を観て、
ジャック・ケルアックの『オン・ザ・ロード』を映像化できるのは
ウォルター・サレス監督しかいないと判断したそうだ。
(映画『オン・ザ・ロード』の話はまたの機会に)


今日のBGM:「Bad Motorcycle」by The Storey Sisters


posted by Good Time Graphicker at 05:02| 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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