50年前のチャート(1964年7月18日付)を聴いていたら、
フォー・シーズンズの「Rag Doll」が1位だった。
ラジオからあの「ドン、ドドン、ドン、ドドン…ウ〜〜」という
イントロが流れてきただけですごい感動。
遂にこの曲まで辿り付いたかと。
あれから50年。彼らのバンド・ストーリーを
クリント・イーストウッド監督が映画化した
『ジャージー・ボーイズ』の日本公開が9月27日に決まったそうで、
ホッと胸を撫で下ろしている。
(このトレーラーの冒頭で流れる曲が「Rag Doll」。
映画の中でどういう風に使われるか今からすごく楽しみだ)
1964年のチャートに戻ると、
2位がジョニー・リヴァース「Memphis」、
3位がビーチ・ボーイズ「I Get Around」、
4位デイヴ・クラーク・ファイヴ「Can't You See That She's Mine」、
5位スタン・ゲッツ&アストラッド・ジルベルト
「Girl From Ipanema」、
6位ジャン&ディーン「Little Old Lady(From Pasadena)」…
いやはや、サマー・ホリデイ直前の空気を演出するものとして
こんな完璧なチャートもないでしょう。
メンフィスやらイパネマやらパサディナやら
実に賑やかで楽しい。
トップ10圏外でグッときた曲は、
72位にランクインしたディキシー・カップスの「People Say」。
No.1ヒット「Chapel Of Love」の次にリリースした曲で、
ジェフ・バリー&エリー・グリニッチ作の何とも可愛い曲。
昔散々聴いたレッド・バードからのアルバム『Chapel Of Love』にも
入っていた曲で、懐かしさに思わずキュンとなった。
歌詞に「Summer Romance」という言葉が入っているから
一応、夏の曲なのかな。
そして翌日は出張ブランディン@アゲインに参加。
天気のいい昼間のDJイベント、しかもA&M特集ということで、
まどろみながら夢うつつで聴いていた。
なのでいつものようなメモはとらなかったけど、
有名曲も無名曲もホントいい曲ばかりで、
A&Mレーベルのポテンシャルを改めて思い知らされた。
自分が知らなかった曲の中で強いて1曲を選ぶなら、
平本さんがかけたシュガービーツというバンドの
「First Love」(A&M 795, 1966)という曲が印象に残った。
マーシャル・リーヴがプロデュースを務めた曲だそうで、
アーティスト名のイメージに沿った甘〜いナンバーだった。
(YouTubeにはなかったのが残念)
今日のBGM:「Never Let Him Go」by Frank Gorshin
↑あと宮治さんがかけたこの曲にも異常に反応してしまった。
デヴィッド・ゲイツ作の名曲を
テレビ版『バットマン』のリドラー役で有名な
フランク・ゴーシンが歌ったA&M盤。
この曲は誰が歌っても最高です!
(曲についての詳細はここで書いてます)