60年代のレコード・ジャケットには、
森の中や木々の前で女性モデルやアーティストが佇んでいる写真が
とても多いことに気付き始めた。
そしてそれらのアート・ワークには
大抵あるアート・ディレクターが関わっているという事実にも。
その人の名はウッディ・ウッドワード。
例えば昨日のブログで紹介した
スー・レイニーの『Alive And In Love』の
アート・ディレクターはこの人だ。
調べてみてもネットとかには全く出て来ないので
今イチどういう人なのか分からないけど、
1950年代のパシフィック・ジャズ周辺から
デザイナーとしてスタートしたのではないかと推測している。
その流れなのか、
60年代では主にワールド・パシフィック、インペリアル、リバティ
といった西海岸のレーベルにその名がよく見られる。
このウッディ氏、よほど緑とか森が好きらしい。
上記のレーベルのレコードで
女性が木々や草むらをバックに写っているジャケットがあれば、
十中八九、彼のアート・ワークだと思っていい。
「森の中にいる女性が一番美しい」という信念の持ち主なのか、
ウッディ・ウッドワードなんて名前にちなんでるだけなのか
よく分からないけど、
半世紀も前にすでに
森ガール御用達のアート・ディレクターが存在したなんて話は
ちょっと面白いと思っている。
(以下のジャケットは全て彼のアート・ディレクションによる)
今日のBGM:「Green Grass」by Gary Lewis & The Playboys
↑今日の1曲はホルスト・ヤンコフスキーの
「A Walk In The Black Forest」(邦題「森を歩こう」)に決まり!
と思ってたんだけど、
緑にちなんでゲイリー・ルイス&ザ・プレイボーイズの
「Green Grass」にした。
なぜならこの曲が入っているベスト盤↓のアート・ワークも
ウッディ・ウッドワードだったから。(男もアリなのか!)

