2011年03月08日

Woody Woodward

いつからか
60年代のレコード・ジャケットには、
森の中や木々の前で女性モデルやアーティストが佇んでいる写真が
とても多いことに気付き始めた。

そしてそれらのアート・ワークには
大抵あるアート・ディレクターが関わっているという事実にも。

その人の名はウッディ・ウッドワード。

例えば昨日のブログで紹介した
スー・レイニーの『Alive And In Love』の
アート・ディレクターはこの人だ。

調べてみてもネットとかには全く出て来ないので
今イチどういう人なのか分からないけど、
1950年代のパシフィック・ジャズ周辺から
デザイナーとしてスタートしたのではないかと推測している。

その流れなのか、
60年代では主にワールド・パシフィック、インペリアル、リバティ
といった西海岸のレーベルにその名がよく見られる。

このウッディ氏、よほど緑とか森が好きらしい。
上記のレーベルのレコードで
女性が木々や草むらをバックに写っているジャケットがあれば、
十中八九、彼のアート・ワークだと思っていい。

「森の中にいる女性が一番美しい」という信念の持ち主なのか、
ウッディ・ウッドワードなんて名前にちなんでるだけなのか
よく分からないけど、
半世紀も前にすでに
森ガール御用達のアート・ディレクターが存在したなんて話は
ちょっと面白いと思っている。

(以下のジャケットは全て彼のアート・ディレクションによる)


Sue Raney.jpg


Quarteto Bossamba.jpg


The Best That Could Happen.jpg


Jackie De Shannon.jpg


The Zimbo Trio.jpg


Hawaii Five-O.jpg


今日のBGM:「Green Grass」by Gary Lewis & The Playboys

↑今日の1曲はホルスト・ヤンコフスキーの
「A Walk In The Black Forest」(邦題「森を歩こう」)に決まり!
と思ってたんだけど、
緑にちなんでゲイリー・ルイス&ザ・プレイボーイズの
「Green Grass」にした。
なぜならこの曲が入っているベスト盤↓のアート・ワークも
ウッディ・ウッドワードだったから。(男もアリなのか!)


Golden Greats.jpg


posted by Good Time Graphicker at 06:11| アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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