2010年04月23日

The Ballad Of John And Yoko

ポール・マッカートニーのソロ作品の発売権利が、
EMIからコンコードに移ったらしい。

ソロ・デビュー40周年にあたる今年中に、
コンコードから(ウイングスのアルバムも含む)ソロ作品の
再発が始まるのだと言う。

最近のEMIの経営危機で周辺が騒がしかったから
この結果は何となく予測できたが、
やはり気になるのは今後のビートルズ本体のカタログだ。
アビイ・ロード・スタジオ売却の件もその後どうなったんだろうか?

あと、昨日コンビニで『SPA!』を立ち読みしてたら、
ジョン・レノンのキリスト発言に対して
今頃になってローマ法王庁が「許す」と表明したという記事が載っていた。
その表明に対してリンゴが「どうでもいい」と発言したとか。

ははは、いいなぁリンゴ。
確かに今となってはもうどうでもいい気がする。

そんなビートルズ関連ニュースを耳に入れたせいか、
無性にビートルズを聴きたくなった。

しかし仕事中のBGMにビートルズは合わない。
歌ってしまうか、がっちり聴いてしまって
仕事への思考力、集中力が無くなってしまうからだ。

そこで今日の仕事のBGMに選んだのが、
パーシー・フェイスが1970年に
ビートルズをオーケストレーション化したアルバム。


The Beatles Album.jpg


この手のものはほとんどがポール作品のカヴァーだと相場が決まっていて、
本作でも「Let It Be」や「Michelle」や「Yesterday」などの
定番曲が並んでいるのだが、
その中で一際異彩を放つのが「The Ballad Of John And Yoko」。
パーシー・フェイスは数あるジョンの曲の中で
なぜこのシンプルなロックン・ロールを選んだのか?

例えばジョンの曲でも
「I Am The Walrus」や「Across The Universe」や「Good Night」など、
ストリングスに似合う曲はいくらでもあるだろうに。

でも出来は意外と面白い。
抑揚のない主旋律のメロディをヴァイオリンの高速ピチカートでなぞるという、
かなりアヴァンギャルドなアレンジ。

…などと色々と思っていたら、
結局仕事の手が止まってしまった。


今日のBGM:「Dear Prudence」by Gabor Szabo

↑ハンガリーのジャズ・ギタリスト、ガボール・ザボによる、
これも選曲が変なジョンのカヴァー。しかもシングル切ってるし!


Gabor Szabo.jpg


posted by Good Time Graphicker at 05:31| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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