2010年02月16日

Albatross

石川さんのブログを読んでいたら、
Againに寺田十三夫さんがやって来たと書いてあった。

寺田十三夫ってあの信天翁〜アルバトロスの寺田十三夫だろうか。
もしそうだったらすごい。

最近Againでは駒沢裕城や渡辺勝や斉藤哲夫がライヴをやっていて、
今は本当に21世紀か!と突っ込みを入れたくなるほど
すごいことになってる。

寺田十三夫のライヴもぜひやって欲しい。

彼の作品では、
1972年の1stアルバム『信天翁』が好きでよく聴いた。

最初に聴いた時(もちろん後追いだが)
72年という時代にしては貧乏臭いフォークじゃなくて、
随分と洗練されたポップスを作る人だなぁと驚いた。
サウンドもLA録音のせいか垢抜けているし、
絶対洋楽しか聴いていない人だと思った。

そうしたら何と、
CDが再発された時のライナーで寺田さん自身が語っていたのだが、
MGM社長のマイク・カーブが本作に収録の「指きりげんまん」という曲を
すごく気に入って、「MGMの専属作家にならないか」と誘ってきたのだそうだ。
そのエピソードだけでも
メロディ・メーカーとしての才能が十分に伺い知れる。
(結局断ったのを後悔してるらしい)

あと、ポール・マッカートニー的資質みたいなものが、
チューリップの財津和夫と共通するなとも思っていたのだが、
やはりライナーで次のようなことを言っていたので驚いた。

「当時、ライバル的存在にチューリップがいたんだ。
財津君とは同期で友達だったし、お互いビートルズが好きだったから
やりたいことも近かった。そのチューリップの2枚目を聴いた時は
勝った!って思ったんだけど、向こうが売れちゃった(笑)」


↓そのチューリップの2枚目『君のために生まれかわろう』(1972年)。

チューリップ.jpg


↓寺田十三夫の『信天翁』(1972年)。

寺田十三夫.jpg


ジャケも雰囲気が似ている(同じ窓枠ジャケだし)。

この2枚の内容を比べると確かにチューリップは負けてるかも。
でも次のアルバム『TAKE OFF』は勝ってると思う。

要はセンスは寺田十三夫の方が上で、
親しみ安さはチューリップの方が上ってことなんだと思う。

売れる売れないなんて、その程度の差でしかないのだ。


今日のBGM:「夢」by 寺田十三夫

↑この曲なんて、チューリップの「千鳥橋渋滞」と兄弟みたい。




posted by Good Time Graphicker at 03:59| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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