ゲスト無しの“納涼サマー・ソング特集”。
天気は今イチでしたが、皆さんのお持ち寄りレコのおかげで
いい感じに盛り上がったと思います。
サマー・ソングはいいっすね〜。
アゲアゲ系でもロマンティック系でもホント名曲多いです。
水上さんの選曲を軽く紹介すると、
アレッシーの前身バンド、バーナビー・バイの「Bronde」、
ジャマイカの女性シンガー、シャロン・フォレスターの
「Which Craft Is Witchcraft」、
ボズ・スキャッグスの「Sail On White Moon」、
マイケル・マーフィーの「Honolulu」などなど。
僕がオールディーズ系に偏りがちなのを考慮してくれてるのか、
レゲエ、AOR、SSWと多彩な選曲で楽しませてくれました。
恒例の(?)笑えるネタ系では、
アイビー・リーグやフラワー・ポット・メン等で活躍した
イギリスのソングライター、ジョン・カーターが参加した
スターブレイカーというバンドの「Sound Of Summer」という曲と、
それの脱力日本語カヴァーを披露。
どちらもサンバイザーの会社とか日本交通公社のタイアップ関係が
色々と付いた国内シングル盤で、ジャケットからして超笑える。
日本のグループ(名前は失念)によるカヴァーは
サーフ・ライダーズをショボくしたような即席湘南サウンドで
かなり味がありました。
(毎回こういうのをちゃんと見つけて来る
水上さんの嗅覚にはホント恐れ入ります)

ちなみにその曲に対抗して自分がかけたのが、
BANANAの「ツーショットの夏〜サーフィンUSO〜」で、
こちらは1989年の日本バナナ輸入組合のキャンペーン・ソング。
作詞:秋元康、作曲:平井夏美、編曲:山川恵津子という、
事情通ならオッと思わせるスタッフが集結した企画物シングルで、
終わった後で石川さんから「あの曲良かったよ」と
お褒めの言葉を頂きました(笑)。

冒頭でも書いた通り、
今回はお客さんにもサマー・ソングを紹介して頂いたのですが、
常連さんも多かったからなのか、さすがに皆さん
“GOB的”とでも言えそうな通な選曲で唸ってしまいました。
カリフォルニア・ミュージックとかバハ・メンとか斉藤由貴とかバズとか、
古今東西入り乱れての最高のサマー・ソング大会になったと思います。
参加してくれた皆さん、有難うございました。
この“お持ち寄りレコ・コーナー”、
折に触れてやっていきたいと思っていますので、
参戦したい方はぜひ今後のGOB告知に注目を!
今日のBGM:「16の夏」by 寺尾聰 VS 田辺靖雄
↑今回、個人的に一番衝撃だったのが
いつも来てくれるTさんが紹介してくれたこの曲。
「ルビーの指環」以前(1977年)の寺尾聰が
田辺靖雄とのデュエットでリリースしたシングルで、
何とコーラスを担当してるのがブレイク前のオフコースなのだ!
しかもビーチ・ボーイズの「Hushabye」風で、
ニール・セダカの「Happy Birthday, Sweet Sixteen」の
フレーズまで挿入している。
(歌詞に葉山の森戸海岸が出て来るのもツボ)
オフコースがこの時期にこんなオールディーズ仕事をやってたなんて
今の今まで知らなかったなぁ。
全体のアレンジはミッキー吉野で、
田辺靖雄の奥さんの九重佑三子の声まで入ってる。
なんかそれまでの日本の芸能界と(当時の)流行モノがごちゃまぜになって、
今聴くとダサいのかオシャレなのかよく分からないカオスな曲になってる。
